囲碁はとにかく自由!自分らしく楽しめる

囲碁のルール分からないんだよね~という方にも囲碁の魅力をお伝えしたい!
ということで、今回は「囲碁ってこんなに自由なゲームなんだよ」ということをお話します。

目次

囲碁はとにかく制約が少ない

まずは簡単に、囲碁のルールの概要だけお話します。

囲碁は陣取りゲームで、自分の石で囲んだ陣地が多い方が勝ちです。
以下の図でいうと黒と白それぞれの■の部分が陣地で、■の数が多い方が勝ちとなります。

上の図は説明のため9路盤(縦9×横9の碁盤)を使用していますが、
一般的には下の図の19路盤(縦19×19の碁盤)を使用します。

9路盤と見比べると、19路盤は広いですね~。
さて、ではどうやって陣地を囲っていくのか?と言うと、それがもうとにかく自由なんです。

局面が進むと打てない場所が出てくる場合がありますが、
特に布石の段階では打てない場所は1つも無いので、碁盤の上であればどこに打ってもOKです。

将棋やチェスの場合はコマごとに動きが決まっていますが、碁石にはそのような決まりはありません。
オセロの場合は相手のコマを挟む場所に打ちますが、囲碁は挟むのではなく陣地を囲います。

とにかく自由。どこに打ってもOKなんです。
(もちろん相手がいるゲームなので、自分が打ちたい場所に相手に打たれる可能性はあります)

1局ごとに色々な打ち方を試したり、人が打っている碁を見て「これ面白そう!」と思うものを真似したりしながら、自分らしい碁を作っていくことが出来ます。

色々な棋風

「棋風」と書いて「きふう」と読みます。
ふぐまるの家にあった辞書によると、以下の意味になります。

きふう【棋風】碁や将棋をするときの、その人の型ややり方

三省堂国語辞典第七版

棋風と一口に言っても色々あります。
囲碁の棋風で思いついたものを少し紹介します。

  • 穏やかな棋風
  • 分かりやすい(あまり難しいことをしない)棋風
  • 手厚い棋風
  • 攻めの棋風
  • 戦いの棋風
  • 石を取りに行く棋風
  • シノギの棋風
  • 地に辛い(じにからい)棋風
  • 計算の棋風
  • etc…

専門用語もありピンとこないものもあるかと思いますが、とりあえずここでは
「色々な棋風があるのね!」と思ってもらえればOKです。

囲碁はただ陣地を取り合うだけのゲームですが、
自由に打てるので様々なパターンで陣地を囲うことが出来て、上記のように個性豊かな棋風が生まれます。

上記は一例で、他にも色々な棋風があると思います。
人によって好みが違いますし、長く囲碁を楽しんでいると段々棋風が変わってくることもあります。

このように、自分の個性を生かして自分らしく打てるのが、囲碁の魅力の1つだと思います。

自分の考えを大切に

最初のうちは
「自由って言われてもどこに打っていいか分からない!」と戸惑うこともあるかもしれません。
「ここに打ってもいいのかな?合っているかな?」と不安になることもあるかもしれません。

でも安心してください。
囲碁はとっても奥が深くて、どんなに強い人でも分からないことだらけです。

ふぐまる自身も昔は自分の打つ手に自信が無く、特に強い人に打ってもらうときは
「ここで正解なのかな、変って思われないかな。。」
とドキドキして変な汗をかきながら打っていました。

今振り返れば、あまりのびのび囲碁を楽しめていなくて
ちょっともったいなかったかなぁと思っています。

もちろん正解がある局面もありますが、
仮に正解から外れたとしても、碁盤は広いのですぐに負けになることはありません。
マラソンのように、最初に抜かれたとしても後で巻き返すことも出来ます。

そもそも正解が存在しない局面もたくさんあります。
同じ局面を見て黒と白どちらが形勢が良いかの判断も、好みによって分かれたりします。

なので、「正解を打たなきゃ!」と構えすぎるよりも、
「分からないけど、自分は右側を陣地にしたいからこうやって打っていくぞ」
と自分なりの考えを大切にした方が自信を持って打てて、何より楽しいと思います。

最後に

これから囲碁を始めてみようかなという方や、最近始めました!という方が
少しでも気軽な気持ちで囲碁を楽しんでいただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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