囲碁を始めてみたいけど、そもそも何が必要なの?という方向けに、
囲碁で使用する道具について解説していきます。
必須アイテムは以下の3つになります!
碁盤(ごばん):碁石を並べる盤
碁石(ごいし):黒色と白色の石
碁笥(ごけ) :碁石を収納する入れ物
それでは、順番に解説していきますね。
碁盤(ごばん)
- 概要
碁石を打つための盤になります。盤上に縦と横で直角に交差するように線が引かれており、
その線の交点に碁石を打っていきます。
- サイズ
盤上の線の数によって大きさが変わってきます。
最も一般的なものは「19路盤」で、縦と横にそれぞれ19本線が引かれているものになります。
線の本数に応じて、盤の名前が変わります。
実際の碁盤のサイズの目安としては以下になります。
19路盤:縦45.5cm × 横42.4cm × 高さは盤の種類によって様々
13路盤:縦31.5cm × 横29.0cm × 高さは盤の種類によって様々
9路盤:盤の種類によって様々。13路盤の裏面に9路盤の線が引かれていることが多い。
高さは卓上で使用する盤か、足つきの盤かでまず大きく異なり、
更にそれぞれの盤で木の厚みが異なります。
購入する前にサイズをよくチェックしてくださいね。
19路盤はそれなりに大きくて場所を取りますので、
購入を検討されている方は収納場所があるか事前に確認しておくようにしましょう。 - 材質
一般的には木材(榧(かや)、桂、ヒバ、等々)で作られています。
他にはゴムや布で作られているものもあり、ゴム盤なら丸めて、布盤なら畳んで収納できます。 - 価格
材質や盤の大きさによって様々です。1,000円台~数千万円(!)まであります。
初めて購入する場合は、碁盤、碁石、碁笥がセットになっているものを探すのがおすすめです。
碁石(ごいし)
- 概要
碁盤の上に打つ石です。黒色の石を黒石、白色の石を白石と呼びます。
黒石が181粒、白石が180粒で、黒白合わせて361粒になります。
(19路盤の場合、19×19=361の交点があるため)
ほとんどの碁石は黒色と白色ですが、
目に優しいグリーン碁石(濃い緑色と黄緑色のセット)や、
赤、青、ピンク等の様々な色の碁石を作られているお店もあるようなので、
気になる方は一度調べてみるのも楽しいと思います! - サイズ
黒石:直径22.2ミリ × 厚みは碁石によってそれぞれ(白石より厚みがある)
白石:直径21.9ミリ × 厚みは碁石によってそれぞれ
黒石の方が白石よりも少し大きく作られていますが、
これは白石が膨張色で黒石よりも大きく見えるので視覚のバランスを取るためです。 - 材質
プロ棋士のタイトル戦等でも使われる、高級な碁石の材質は以下になります。
黒石:那智黒(粘板岩をくりぬいて作られます)
白石:ハマグリ(大きなハマグリの貝殻をくりぬいて作られます)
簡単な見極め方としては、白石がハマグリの貝殻から作られているため、うっすら縞目の線が入っています。
- 材質(その他)
他の材質としてはガラスやプラスチックが多く、
9路盤の簡易セットだと紙や布が使われていることもあります。
ちょっと変わったものだと、メノウという天然石で作られているものもあります。
透明感があって、キラキラしていてとても綺麗ですよ。 - 価格
こちらも材質や碁石の厚みの大きさによって様々です。
黒石と白石のセットで1,000円台~数千万円(!)まであります。
碁笥(ごけ)
- 概要
碁石を収納する入れ物です。必ず蓋がついていますが、この蓋には大切な役割があります。
まず、対局を開始したら蓋を取って、
そのまま蓋をくるりとひっくり返して碁盤の横に置いておきます。
囲碁を打っていると「相手の石を取る」ということができ、
その場合碁盤の上から相手の石を取り除いて自分の手元に持ってくるのですが、
その際に、先ほど置いておいた蓋に相手の石を入れておくのです。
入れる場所が無いとせっかく取り上げた石を落としてしまったりする危険もあります。
取った石は勝敗に影響するので、大切に自分の碁笥の蓋に入れておきましょう!
- サイズ
碁石の厚みや、碁笥の材質、形状によって変わってきます。 - 材質
木材(桑、桜、栗等々)やプラスチック等から作られています。 - 価格
こちらも材質や大きさによって様々です。
1,000円台~数十万円(!)まであります。
最後に
家族や親戚が囲碁をしているけど自分は全く知らなかったなぁ、という方は
道具の名前覚えたよ!というだけで喜ばれると思いますので、ぜひ話のタネにしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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