PR

囲碁というゲームの雰囲気をお伝えしたい。石の気持ちを1手ずつ解説します。Twitter連碁4局目-③:中盤

Twitter連碁
記事内に広告が含まれています。

こんにちは、ふぐまるです。

今日は囲碁というゲームの雰囲気をお伝えする記事の続きを書いていきたいと思います。

前回の記事はこちらから参照ください。

前回のおさらい

前回は20手目まで進みました。

状況としてはこんな感じです。

白石が◎になっている場所が最後に打った場所なので、
次は黒の番になります。

それでは、さっそく続きを見ていきましょう!

中盤:21~31手目

21手目:黒「 2-二 」

黒は周りを白に囲まれてきて、油断すると
碁盤の上半分の黒がすべて取られてしまいそうなので、
慌てて取られないように補強しにいきます。

22手目:白「 7-六 」

さきほど黒が補強しにきたので、白も油断すると黒に囲まれてしまいそうです。

ということで、中央から出ていって右側にいる味方と繋がりました

一方、左上で白が一人放っておかれて
ちょっと危険な状態になっていそうです。

23手目:黒「 2-三 」

白が1人左上で放置されていたので、
黒がすかさず捕まえに来ました!

白は逃げられそうになく、
全体の黒も取られる心配がなくなったので
一安心です。

しかし…今度は黒が右下で1人放置されているので
こちらが少し弱くなっていそうです。

24手目:白「 2-四 」

先ほど黒が白を捕まえたところですが、
白が「逆にこの黒捕まえられないかな…?
と様子を見に来ました。

黒は正しく応じないと取られてしまうかもしれません…!

25手目:黒「 1-二 」

白の狙いを察知した黒は、
ついに白を1人囲んで取りました

取った石はアゲハマと呼びます。

アゲハマとなった石は盤上から消えて、
取った人の得点としてカウントされます。

26手目:白「 8-七 」

白が1人取られてしまいましたが、
落ち込んでいる場合ではありません。

右下に弱くなった黒がいるので、
白は気を取り直して、
今度はその黒を狙っていきます。

27手目:黒「 7-八 」

黒は白からの攻撃を受けましたが、
仲間が助けに来てくれて事なきを得ました。

28手目:白「 2-六 」

右下がひと段落したので、
今度は左側から黒の陣地に入ろうとしていきます。

29手目:黒「 2-七 」

黒は白の侵入を防ぐため、懸命にガードします!

30手目:白「 5-四 」

白は左下をガードされたので、
今度は中央を狙っていきます。

黒が守らなければ、1人の戦士を捕まえてしまおう
という狙いがあります。

31手目:黒「 6-四 」

黒は1人狙われていることに気づいたので、
すかさず助けに来ました。

ちょうどキリが良いので、今回はここまでにしたいと思います。

最後に、現在の状況を整理します。

:左上と下の方が陣地になりそう。

:右上が陣地になりそう。

こうして見ると黒の方が陣地が多そうに見えますが、
白は”コミ“が最後に6目半( = 6.5目)もらえるため、
なかなか良い勝負になりそうです。

棋譜について

今回解説した棋譜は、
ふぐまるがX(旧 Twitter)で開催していたTwitter連碁の第4局になります。

棋譜は以下の文字をクリックすると、WEB碁盤さんで初手から見ることが出来ます!
Twitter連碁 第4局

最後に

前回に引き続き、囲碁を知らない方にも雰囲気が伝えられたらいいなと思い、書いています。

囲碁を知らない人に、少しでも囲碁の面白さや雰囲気が伝われば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました