こんにちは、ふぐまるです。
今日は碁盤の大きさ色々あるよ!という話について書いていきたいと思います。
これから囲碁を始める方も、既に囲碁を打ってる方も楽しんでいただけたら嬉しいです。
碁盤の大きさについて
この記事でお話する碁盤のサイズは、
高さや横幅等の物理的なものでは無く、
盤上に引かれている線の数になります。
碁盤は縦と横で線の数が同じで、
例えば9路盤(きゅうろばん)だと、
縦と横に線が9本ずつ引かれています。
実際の碁盤の画像は後程お見せしますね。
実際にいろんなサイズを見てみよう
タイトルにも少し書いていますが、
大きいものは19路から小さいものは4路まで!
碁盤には色々な大きさがあります。
実は19路より大きいサイズも存在するのですが、
なかなか見ることも触れることも無いと思うので、
今回は普段使う可能性があるサイズに限定して紹介します。
代表的なサイズは以下になります。
- 19路盤
- 13路盤
- 9路盤
また、「囲碁パズル」として商品化されている4路の碁盤もあります。
こちらのサイズは当然ながら以下になります。
- 4路
上記以外にも、5路、6路、7路、11路 等、
囲碁は様々なサイズで打つことが可能です!
ここで代表的なサイズの碁盤の画像をお届けします。
19路盤
13路盤
9路盤
おまけ:4路の碁盤の囲碁パズル
4路は碁盤のイメージ画像が用意出来なかったので、
実際の商品を紹介します。
どちらも、プロ棋士の張栩九段が考案されたものです。
1つ目は碁石がリンゴ🍎になっていて可愛らしい
「よんろのご」です。
もう1つは碁石が木で作られて柔らかく丸みのある
「囲碁パズル」です。
よく使われる碁盤のサイズは?
プロアマ共に、公式戦では19路盤が主流
プロもアマも、公式な試合や大会では19路盤が主流になります。
碁会所や囲碁サロン、囲碁喫茶等でも、
ほとんどの場合19路盤が一番多く置かれています。
囲碁アプリでは9路、13路が主流なものも
最近ではスマホで手軽に始められる囲碁のアプリもあります。
有名な「囲碁クエスト」というアプリでは、
9路盤や13路盤での対局が多いです。
プロの棋戦やアマの大会でも13路、9路が採用されるケースも
プロの棋戦において、
2014年と2016年に13路盤の棋戦も実施されています。
2023年8月には女流棋士による9路盤の棋戦
「桜ゴルフ杯 女流プロ9路盤大会」が新設されました。
また、高校生の「全国高等学校囲碁選抜大会」においても
19路盤戦と並行して9路盤戦が実施されています。
碁盤の大きさによるメリット・デメリット
碁盤の大きさによって、囲碁のゲーム性が変わってきます。
ここでは、碁盤の大小によるそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
大きい碁盤のメリット
- 序盤(布石)、中盤、終盤すべての要素が詰まっている
- 盤面が広く、少しくらい失敗しても他で取り返すことが出来る
- 1回の勝負を長く楽しめる
大きい碁盤のデメリット
- 1回の勝負に時間がかかる(19路盤であれば、1局1時間前後)
- スマホの画面が小さい場合、マス目が多いためクリックミスしやすい
- リアルでの対局の場合、物理的な場所が必要になる
小さい碁盤のメリット
- 1回の勝負が短い時間で終わる(9路盤であれば、1局10分程度)
- スマホの画面が小さくても、比較的見やすい
小さい碁盤のデメリット
- 盤面が狭く、些細なミスで勝負が決まってしまう場合がある
- (囲碁関係の)お店によっては、置いてない場合もある
個人的に、一番大きな違いは対局時間かなと思います。
社会人になってから囲碁を始めようと思っても、
「平日は忙しくてなかなか時間が取れない…」ということもあると思うので、
そのような場合は1局10分程度で打てる9路盤から始めてみるのもオススメです。
「碁盤が小さい方が簡単」では無い
時間も短いし、碁盤が小さい方が簡単そう!
と思われた方もいるかもしれませんが、
碁盤が小さい方が簡単という訳ではなく、
小さい碁盤には小さい碁盤の奥深さがあります。
大きい碁盤であれば、序盤のうちにリードを広げたり、
全局的なバランスで勝つという戦法もあります。
一方、小さい碁盤は盤面が限られているため、
最初から石がぶつかり合う激しい戦いになったり、
石が取られてしまわないか正確に見極めたりする必要があります。※
※もちろん大きい碁盤でも戦いや石の取り合いは起こり得ることですが、
小さい碁盤はその要素の割合が多い、という意味です。
だからと言って
小さい碁盤も難しいのか……
と後ずさりしてほしい訳では無く、
碁盤が小さくても大きくてもそれぞれの良さがあり、
どの大きさの碁盤でも囲碁はとにかく奥が深いものなので、
ぜひ色んな碁盤で体感してもらえれば嬉しいです。
最後に
今回は碁盤の大きさについて書いてみました。
これから囲碁を始められる方は、メリット・デメリットを比較してみたり
実際にいろんな大きさの碁盤で試しに打ったりして、
自分に合うものを見つけてもらえればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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