対局の流れ:盤外編

碁会所や囲碁サロン、囲碁カフェに行ってみたいけど、
初めて人と対局する時ってどんな感じなんだろう?
という方に向けて、対局する時の流れやマナーについて説明します。

目次

対局相手を探す

対局相手が見つかるまでゆったり待ちましょう

囲碁が全く初めての場合は、席亭さんやスタッフの方にその旨を伝えましょう。
教えてくれる方が現れるまで時間がかかるかもしれませんが、
その場合はゆったり他の人の対局を見学したり、読書したりしながら待ちましょう。

1点要注意なのが、場所によっては入門者の指導をしていないことがあるので、
事前にホームページで確認したり問い合わせをしてみるのがおすすめです。

入門者の指導は普通に打つのとは違う技術が必要になります。
やはり普段から入門教室をされている先生の方が分かりやすく安心して聞けると思いますので、
少し面倒かもしれませんが、事前の確認をしておくのが非常におすすめです。

ネットなどである程度打ったことがある場合は、
席亭さんやスタッフの方に普段何路盤で打っていて、どれくらいの棋力なのかを伝えましょう。
対局相手を探して組んでくれるはずなので、相手が見つかるまで待ちましょう。

ちょうど他の人が全員対局を始めたばかりだったりすると、
どこかの対局が終わるまで待つ必要があり、1時間程度の待ちになる可能性もあります。
そういう場合もあるんだ、と思っておいていただけると幸いです。

対局前に挨拶

対局前には「お願いします」と挨拶をしましょう

対局相手が見つかったら、碁盤を挟んで席に座ります。
対局の前後には必ず挨拶をしましょう。

対局前には「お願いします」と言って一礼します。

対局中のマナーについて

いざ対局が始まったら!対局中に注意すべきマナーがあります。

・着手する場所が決まったら碁石を持って打つ
 「次はどこに打とうかな~」と考えている間は碁石を持ちません。
 着手する場所が決まったら碁石を持って打ちましょう。

 考えている間に碁笥の中に手を入れて碁石をジャラジャラさせるのはマナー違反になります。

一度打って手を離した石は原則動かさない
 一度碁盤の上に打った石は動かせません。
 打った瞬間に碁石がすべってずれてしまったり、ころころ転がって行ってしまった場合は別ですが、
 基本的には打った石は動かせない、と覚えておきましょう。

 ただし、入門の場合は先生から「もう一度考えて打ち直してみましょう」
 と言われたりする場合もあるので、その場合は素直に打ち直してOKです。  

・待ったはしない
 碁盤の上に石を打った直後に相手が考えているときに「あ、間違えた!」と気づくことがあります。
 つい「待った!」と言ってやり直したくなりますが、マナー違反になりますのでぐっとこらえるようにしましょう。 

投了について

対局の途中で、もう勝ち目が無いと思ったら負けを宣言します。
これを”投了(とうりょう)”と言います。

「負けました」「ありません」等と言って一礼します。
アゲハマを持っている場合は、同時にアゲハマを碁盤の上に差し出すことで
投了の意思が分かりやすく相手に伝わります。


ただし、最後まで打ち切って整地まで進んだ場合は、必ず整地をやり切りましょう。

整地している途中で「あ、全然足りなかったな」と気が付いて投了したくなるかもしれませんが
一度整地することに決めた場合は最後までやり切るのがマナーです。

対局後の挨拶

対局の後には「ありがとうございました」と挨拶をしましょう

対局が終わったら、対局前と同様に挨拶をします。

「ありがとうございました」と言って一礼しましょう。

最後に

対局の流れやマナーについて説明しました。いかがだったでしょうか?
対面で人と打つのはネットとはまた違う楽しさがありますので、
ぜひ1人でも多くの方に碁会所/囲碁カフェ/囲碁サロンデビューしていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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