Twitterでいろんな人と囲碁したい!ということで、開催しておりますTwitter連碁。
せっかくなので、ブログでも1手ずつ紹介していきたいと思います。
囲碁を全く知らない人にも楽しんでいただける内容を目指します!
前回のあらすじ
前回は31~33手目までを紹介しました。
33手目を黒が打ったところで、水色で塗りつぶした6つの白石が「アタリ」の状態になっています。
(「アタリ」とは、あと一手で石が取れるよ、という状態のことです)
白は石が取られないように打ちたいですが、どこに打つのがよいでしょう?という局面でした。
34手目:D-5
白が打ったのはD-5!
前の図と見比べてもらえると分かると思いますが、●E-4/E-5の黒の2つの石が消えてしまいました。
実は1手前の状態で黒も「アタリ」になっていて、
●E-4/E-5の黒の2つの石が取られてしまった状態です。
ちなみに、盤上から石が消えてしまいましたが、
この白が取った石は「アゲハマ」と言って白のポイントになります。
アゲハマ1つ = 陣地1目(いちもく) 分のポイントになります。
白が黒の石を2つ取った瞬間に、碁盤の下の方にあるアゲハマの数が2になりました!
さて、黒が取られてしまいましたが、一体どういう状況だったのでしょうか?
一手前に戻って局面を再度確認してみます。
****ここから一手前の局面****
一手前の状態です。
先ほどは白石のアタリを表していましたが、今度は黒石のアタリを表現しています。
赤色で塗りつぶした黒の2つの石がアタリになっています。
ということで、白がピンチかと一瞬ドキッとしましたが、黒を取れば回避できる!
という状況だったのでした。
****ここまで一手前の局面****
ちなみに、実は白が取られない場所がもう一ヶ所あります。
どこかというと…。
****ここから変化図(実戦の進行ではありません)****
上の図の通り、白〇G-2になります。
この手で、白の石がアタリではなくなりました。
「アタリ」とは、あと一手(いって)で石が取れるよ、という状態なのですが、
この図だと…
黒は▲の2ヶ所に打つ必要があるので、あと二手(にて)かかります。
なので、白〇G-2でも、黒から取られるのを防ぐことができます。
この手が良い手かどうか?というとまた少し話が変わってきますが、
長くややこしくなりそうなので本記事では割愛させていただきますm(_ _)m
****ここまで変化図(実戦の進行ではありません)****
35手目:H-2
続いて黒は●H-2でした。
だいぶゴールが近づいています!
最後は、お互いの陣地の境界線が決まっていないところに順番に打っていきます。
自分もそうだったんですが、囲碁を始めたばかりの頃って
この終局まで持っていくところが一番難しいのではないかと思います。
「どこまで打てば終わりなの?」っていうのが
慣れるまでは分かりづらいんですよね^^;
この碁は終局まで紹介しますので、「終局の仕方が分からない!」
という方に少しでも参考になれば幸いです。
まずは現局面で陣地の境界線が決まっていないところをピックアップしてみます。
上の図の水色の枠で囲った部分が、まだ陣地の境界線が決まっていない場所になります。
この碁では、この水色の枠の3か所を打っていって陣地の境界線が決まれば終局!となります。
さて、次は白番ですがどこから打っていくでしょうか?
次回の記事に続きます!
最後に
今回は34~35手目までを紹介しました。
ちなみにTwitter上では1日1手ずつ進んでいたので、この時点で開始から約1か月が経過しています。
始めたばかりの頃は「協力してくれる人いるかしら…。」と不安でしたが、
予想以上に多くの方が参加してくださって、Twitter囲碁界の温かさを感じました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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