囲碁というゲームの雰囲気をお伝えしたい。石の気持ちを1手ずつ解説します。Twitter連碁4局目-④:終盤

こんにちは、ふぐまるです。

今日は囲碁というゲームの雰囲気をお伝えする記事の続きを書いていきたいと思います。

前回の記事はこちらから参照ください。

目次

前回のおさらい

前回は31手目まで進みました。

状況としてはこんな感じです。

黒石が◎になっている場所が最後に打った場所なので、
次は白の番になります。

それでは、さっそく続きを見ていきましょう!

終盤:32~41手目

32手目:白「 8-八 」

局面が落ち着いて、終盤に入ってきました。

白は右下で自分の陣地を増やしつつ、
相手の陣地を制限しています。

33手目:黒「 7-四 」、34手目:白「 8-四 」

黒は白の陣地を減らしつつ、
あわよくば白の陣地を破ろうとしています。

白もここを破られては大変なので、
すかさずガードしました!

35手目:黒「 1-六 」

黒は今度は左側から、
自分の陣地を守りつつ、1人の白を狙っていきます。

36手目:白「 1-五 」

白は黒が攻めてきたので、
黒を1人取ることを狙いつつ受けました

しかし、最初に狙われていた白さんは
まだ味方と繋がっておらず、次は黒の番なので…

37手目:黒「 2-五 」

黒は最初の狙い通り、白を1人取りました

アゲハマが1から2に増えています。

さらに、左の白1人も取られそうな状況になっています。

ちなみに現在の状況で、
次に白から打てば下の図の黒1人が取れそうに見えますが、
同じ局面の繰り返しになってしまうので
白はすぐに取ることが出来ません

詳しくは、以下の基本ルールの記事を参照ください。

https://tanoshiigo.com/rule_do_not_repeat/

38手目:白「 6-七 」

白はすぐに黒を取り返したいところですが、
今は打つことが出来ないので、
一度違うところに打って、黒が受けたら
先ほどの場所に打とうとしています。

39手目:黒「 5-五 」

黒は白を無視して、
中央付近で白を1人捕まえました

さらに、左側の白を分断しようという狙いもあります。

40手目:白「 4-六 」

白は分断されたら左側の石がまとめて取られてしまうので
味方と繋がりました。

41手目:黒「 1-四 」

先ほど(38手目で)白が打とうと狙っていた場所に、
黒が先にやってきたため、
白がさらに1人取られてしまいました。

キリが良いところまで進んだため、
今回の記事はここまでにしたいと思います。

最後に、恒例の現在の状況確認をしていきます。

:左上、左側、左下が陣地になりそう。
 (黒の塗りつぶしが綺麗にできなくて申し訳ないです。。)

:右側一体が陣地になりそう。

黒の方が陣地が多そうに見えますが、
下の方にある青いゾーンがまだはっきりしておらず、
次は白の番なので白にチャンスがあるかもしれません…!

棋譜について

今回解説した棋譜は、
ふぐまるがX(旧 Twitter)で開催していたTwitter連碁の第4局になります。

棋譜は以下の文字をクリックすると、WEB碁盤さんで初手から見ることが出来ます!
Twitter連碁 第4局

最後に

終盤になると、どっちが勝っているのかドキドキしながら見られる反面、
石が増えてきてちょっとややこしくなりがちかもしれません。

囲碁をこれから覚えたい人にとって、
終盤を最後まで打ちきるのがハードルが高いと思っているので、
なんとか分かりやすく伝えられないかなと考え中です。

ご意見やリクエスト等あれば、ぜひいただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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