こんにちは、ふぐまるです。
こちらの記事では、囲碁の基本ルールである「黒石と白石を交互に打つ」について紹介します。
黒石と白石を交互に打つ
碁石は碁盤の線上の交点に打つ
碁石は下の右の図のように、碁盤の線上の交点に打ちます。
オセロはマスの中に打ちますが、囲碁は交点に打ちます。
必ず黒石を持った人から打ち始める
囲碁は必ず黒石を持った人から打ち始めます。
実力差があってハンデがある場合は、
黒がハンデの分だけ先に石を打ち、
その後に白が打つことになります。
黒、白、黒…と交互に1手ずつ打ち進める
黒が打ったら白、
白が打ったら黒、
というように、黒石と白石を交互に1手ずつ打ち進めていきます。
黒石と白石どちらを持つかの決め方
黒石と白石どちらを持つかは、以下の方法で決めます。
ハンデなしの場合
ハンデ無しの場合、黒石と白石どちらを持つかは「ニギリ」で決めます。
「ニギリ」について、詳しくは以下の記事を参照ください。
ハンデありの場合
ハンデがある場合、強い方が白石を持ちます。
黒石を持った人は、ハンデに応じた数の黒石を
あらかじめ碁盤の上に置くことができます。
ハンデについて、詳しくは以下の記事を参照ください。
ちなみに、
黒石を持った人を「黒番(くろばん)」
白石を持った人を「白番(しろばん)」
と呼びます。
序盤の打ち方のコツ
囲碁は局面が進むと打てない場所(着手禁止点)が出てくるのですが、
最初は打てない場所はないので、ルール上はどこに打ってもOKです。
とは言え、
どこでも良いって言われるけど、どこでも良いが一番困るんだけど…
と悩んでしまう方もいるかもしれないので、
簡単に序盤の打ち方のコツを説明していきます。
コツ①最初の数手は、碁盤の端は避ける
ルール上はどこに打ってもOKなのですが、
最初の数手(少なくとも、自分が打つ1~2手目くらいまで)は
碁盤の一番端や、端から2番目は避けた方が良いです。
避けた方が良い場所を下の碁盤に表すと、
オレンジ色のマーカーで色を付けている箇所になります。
どうして碁盤の端は避けた方が良いの?
端に打つと、陣地を囲う効率が悪いためです。
試しに、「端に打った場合」と「端を避けた場合」を比較してみましょう
黒石を端に打ち、
白石は端を避けて打ってみました。
それぞれの色の薄い塗りつぶし箇所が、将来陣地になりそうなところです。
白と黒の陣地になりそうな場所の広さを比較してみると、
端を避けた白の方が広いことが分かります。
このように、端に打つと陣地を囲う効率が悪いため、
最初は端を避けた方が良いのです。
コツ②少し石の間隔を空けて打つ
コツ①の図のように、序盤では少し石の間隔を空けて打つ方が良いです。
これも理由としては、間隔を空けずに打つと陣地を囲う効率が悪いためです
間隔を空けた場合と、詰めた場合の図を比較してみます。
白と黒の陣地になりそうな場所の広さを比較してみると、
少し間隔を空けて打っている白の方が広いことが分かります。
このように、石の間隔を詰めて打ち続けると陣地を囲う効率が悪いため、
最初は石の間隔を空けてが打つのがおすすめです。
補足:例外ケース
序盤の打ち方のコツを紹介しましたが、例外もあります。
例外①碁盤のサイズが小さい場合
以下のように、碁盤のサイズがとても小さい場合は
端を避けたり間隔を空けて打つのは難しいため、今回紹介したコツは忘れてください。
例外②相手が石をくっつけてきた場合
囲碁は自分が打ったら相手が打つゲームです。
そのため、相手の打ち方によってはコツ通りに打てないケースもあります。
例えば、自分が黒で下の図のように相手の白がくっつけて打ってきたような場合は、
間隔を空けずに打つ方が良いこともあります。
この局面だと「絶対これがおすすめ!」という手は無く、
色々な打ち方が考えられます。
一例を示すと、
このように石の間隔を詰めて横に打つような手も考えられます。
最後に
今回の記事では、囲碁の基本ルールの「黒と白を交互に打つ」について解説しました。
囲碁に初めて触れる方にも分かりやすい記事を目指しましたが、いかがだったでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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