こんにちは、ふぐまるです。
今日は囲碁というゲームの雰囲気をお伝えする記事の続きを書いていきたいと思います。
今回の記事が、このシリーズの最後の記事になります!
前回の記事はこちらから参照ください。
前回のおさらい
前回は41手目まで進みました。
状況としてはこんな感じです。
黒石が◎になっている場所が最後に打った場所なので、
次は白の番になります。
それでは、さっそく続きを見ていきましょう!
終盤:42~53手目
42手目:白「 5-八 」
下の方に残っていたなんとも言えないゾーンに白が打ち、
黒を2人捕まえられそうです!
43手目:黒「 4-八 」
黒も何とか2人を助けられないかと考えますが、
残念ながら助けることが出来なさそうです。。。
ということで、被害を最小限にするため、
白がこれ以上入ってこないように陣地を守ることにしました。
44手目:白「 6-八 」
白は黒の2人をがっちり確保しました!
これで黒の2人は逃げられなくなりました。。
45~47手目 (数が多いため座標省略)
さて、この章ではリズムよく3手まとめて紹介します。
まず、黒は自分の陣地を固めつつ、
相手の陣地を減らすように打ちました。
対して、白は黒がこれ以上入ってこないようにすぐに止めました。
黒は1人取られそうな形になったため、
取られないように守りました。
48手目:白「 6-三 」
白の番になりました。
残るは上の方だけなので、
白の陣地を増やしつつ黒の陣地を減らすように打ちました。
49~51手目 (数が多いため座標省略)
はい、またしても3手連続で紹介します。
先ほど下の方で打った45~47手目とよく似ているので、
サクサク進めていきます。
黒は自分の陣地を固めつつ、
相手の陣地を減らすように打ちます。
白は止めます!
黒は取られないように守ります!!
52手目:白「 7-五 」
さて、いよいよ大詰めとなってまいりました。
最後に、白は黒の周りに詰め寄って
黒の5人を取ろうと狙っていきます。
53手目:黒「 5-三 」
黒は狙いに気が付いて、しっかり守りました!
守ったついでに、白を1人取ることが出来ました。
以上でこの対局は終了になります。
長い手数となりましたが、見ていただきありがとうございました。
結果発表!
勝負の結果
それでは、最後に結果発表です!
結論からお伝えすると…
黒:21目
白:25目半
で、
白 の 4目半勝ちとなりました!
勝敗の確認方法について
では、どうやって結果を計算したのか説明していきます。
まず、終局した時点の図がこちらになります。
通常、結果を確認する際は以下のいずれかで確認することが多いです。
- ネット碁(アプリ含む)の場合:両者で終局に合意したら、自動で計算
- リアルでの対面対局の場合:両者で終局に合意したら、整地※をして両者で計算
※整地…相手の陣地を並べ直して数えやすくすること
今回は自動計算が無く、整地するのも分かりにくくなってしまいそうなので
愚直に1つずつ数えていきます!陣地は日本ルールで数えています。
陣地を計算する時は、以下の様に計算します。
黒:盤上の陣地 + アゲハマ
白:盤上の陣地 + アゲハマ +コミ
まずはそれぞれの盤上の陣地から見ていきます。
数字上どちらも17ですが、
白の陣地の中に黒の石が2つあります(①②のことです)。
これは白が取っている石で、アゲハマの様なものです。
取った分だけ白の得点になります。
ということで、
<盤上の陣地>
黒:17目(もく)
白:17 + 2 = 19目(もく)
となります。
アゲハマは碁盤の一番下に記載されている数、
コミは6目半(6.5目)なので、これを先ほどの計算式に当てはめると…
黒:盤上の陣地 17 + アゲハマ 4 =21目
白:盤上の陣地 19 + アゲハマ 0 +コミ 6目半 =25目半
という結果になります!
棋譜について
今回解説した棋譜は、
ふぐまるが旧Twitterで開催していたTwitter連碁の第4局になります。
棋譜は以下の文字をクリックすると、WEB碁盤さんで初手から見ることが出来ます!
Twitter連碁 第4局
最後に
囲碁の雰囲気をお伝えしたいと思い書いてみたシリーズ、今回で最後となります。
いかがだったでしょうか?
すべての手を紹介するのは間延びするような気もするし、
初めての方や覚えたての方には
これくらい細かい方がいいんじゃないかという気もするし、
悩ましいところです…。
また19路盤の対局でも印象に残る場面などを
なるべく分かりやすく伝えるように書いていきたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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