こんにちは、ふぐまるです。
この記事では、囲碁の基本ルールの「相手の石を囲むと取れる」
について説明していきます。
相手の石を囲むと取れる
相手の石を囲むと取ることができます。
相手の石の上下左右の交点すべてに自分の石を打つと、取ることができます。
取った石の数だけ、自分の得点になります。
なお、あと1手で石が取れる状態のことを「アタリ」と言います。
例えば以下の状態で黒の番だとします。
座標の「5-五」にある▲の白石の上、左、右に黒石が打たれているため、
あとは白石の下に石を打てば取れる「アタリ」の状態になっています。
ということで、もう1手打って白石を取ってみます。
取りました!
取った石は「アゲハマ」と呼びます。
赤い丸で囲んでいる通り、
黒のアゲハマが0個から1個になりました!
アゲハマは、対面対局の場合は自分の碁笥※の蓋に入れておきます。
※碁笥:ごけ。碁石を入れる入れ物。
アゲハマは対局中に使うことは無く、
最後まで打ちきって両者で終局を合意した後に、
相手の陣地の中に置きます。※日本ルールの場合。
こうすることで、アゲハマを取った分だけ相手の陣地が減ります。
アタリに目を慣らしましょう
先ほどの例は真ん中の白石1つを取る例でしたが、
もちろん複数の石でも周りを囲むと取ることが出来ます。
最初のうちはどの石がアタリか見分けるのも難しいと思うので、
観戦や対局や問題集などで目を慣らしていきましょう!
ということで、この章でも色々な石がアタリになった図を紹介します。
白石をすべてアタリの状態 にしているため、
黒は次にどこに打てば白を取れるか、考えてみてください。
解答は本記事の最後に載せます。
石を取れると楽しい!けど追いかけすぎには要注意…。
実戦で石を取れると、とても楽しいです。
囲碁を始めたばかりの方は、アタリに慣れるために
取れそうな石はどんどん取ってみてほしいです!
が、相手が逃げると意外と石を取るのって大変になり、
取れなさそうな石を深追いすると逆に自分の石がボロボロになったりするので
要注意です。。。
例えば最初に紹介したアタリの図で、
白が「7-三」に打った手で、
▲の石を取られないように逃げたとします。
↓↓↓
そうすると、
先ほどまではあと1手で白石を取ることが出来たのに、
今は▲の3手が必要になってしまいました。
ボーナスタイム!で3手連続打てれば良いのですが、
残念ながら囲碁は一手ずつ交互に打つゲームなので、
取ろうとしてもまた逃げられてしまう可能性が高そうです。。。
試しに、黒が諦めきれずにあくまで白を取りに行く図を見てみましょう。
黒がひたすら白を追いかけて、
「次に▲に打ったら取れる!」
という状態になりました。
しかし次は白の番なので…
↓↓↓
白は取られないように逃げました。
今度は逆に黒の▲の1子が取られそうなので…
↓↓↓
黒も取られないように逃げます。
次は白の番ですが、
黒はここまで相手の石を取りに行こうとし過ぎて
自分の守りがおろそかになっていそうです。
ということで、白から良い手があり…
↓↓↓
「7-五」が厳しい一手です。
ここに打つことで、黒は▲の石がどちらもアタリになりました。
アタリが2つあり、黒はどちらか一方しか逃げられないため、
どちらかは白に取られてしまいそうです。。。
このように、
相手の石取りたい取りたい!
と思ってそのことばかり考えていると、
自分の守りが弱くなってしまって
かえって相手に厳しく攻められる場合があります。
相手の石を取るのが難しくなってきたら、
一旦落ち着いて自分の陣地を守ったりすることを考えてみましょう。
最後に と 解答
今回は囲碁の基本ルールである「相手の石を囲むと取れる」について説明しました。
実戦で石が取れると楽しいと思うので、
ぜひたくさん対局して味わってみてください!
最後の最後に、
「アタリに目を慣らしましょう」の章の解答を載せておきます。
もちろん、今回の問題以外にもアタリの形はたくさんあるので、
実際に自分で対局したり観戦したりして、
少しずつ慣れていきましょう!
<解答>
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